サンタンジェロ城

テヴェレ川を右にサンタンジェロ城が堂々と威容を誇っています。

2世紀初頭、ハドリアヌス帝がローマ皇帝の霊廟として造らせ、カラカラ帝までの歴代皇帝がここに埋葬されました。

霊廟はアウレリアヌス帝の時代に、改築され要塞としての色彩が強くなっていきました。

アンジェロの名称がついたのは、ローマにペストが蔓延した５９０年に、法王グレゴリウス一世の一行がこの近くにさしかかったところ、大天使ミカエルが現れて疫病の終息を告げたことが由来となっています。

そして間もなくペストがおさまったことから、お告げの感謝として献じられました。

すでに要塞としての使用されていたため、サンタンジェロ城と呼ばれるようになりました。